はじめに
ゴルフ初心者から上級者まで、多くのプレーヤーが苦手意識を持つのがバンカーショットです。特にグリーン周りのガードバンカーは、成功すればピンそばに寄せられますが、失敗すると再びバンカー、もしくは大オーバー…。
バンカーは砂という特殊なライから打つため、芝の上とは全く異なる技術が必要です。この記事では、確実に脱出し、寄せるためのバンカーショットの打ち方とコツを、状況別に分けて詳しく解説します。
バンカーショットの基本
1. アドレス
- スタンスは肩幅よりやや広め
- ボール位置は左足寄り(左足かかと線上付近)
- 体重配分は6:4で左足にやや多め
- フェースはやや開き、ソールのバウンスを使える構えに
2. スイング
- ボールの手前2〜3cmの砂を打つ意識
- ダウンブローではなく、ややアウトサイドイン軌道
- フォローまで振り抜き、砂ごとボールを飛ばす
3. 力加減
- インパクトで力を抜かない
- クラブの重みとバウンスを活かして振り切る
距離別バンカーショットの打ち方
ショートバンカー(ピンが近い)
- フェースを大きく開く
- スイング幅を小さくし、高くふわっと上げる
- バウンスを滑らせるように打つ
ミドルバンカー(ピンまで10〜15ヤード)
- フェースはやや開き、スイング幅を通常より大きめに
- キャリーとランを計算して振り幅を調整
ロングバンカー(20ヤード以上)
- フェースをあまり開かず、ややクリーンに打つイメージ
- ボールの手前1〜2cmを打ち、砂の量を減らす
状況別攻略法
1. フェースを開けない状況
- バンカーの縁が高く、バックスイングが制限される場合
- クラブはSWよりロフトの多いLW(58〜60度)を選択
2. 砂が硬い
- フェースを開きすぎない
- ボールの手前ギリギリを打ち、砂の抵抗を最小化
3. 砂が柔らかい
- フェースを大きく開く
- 砂を厚めに取って飛距離をコントロール
よくあるミスと原因
- トップ:ボールを直接打ってしまう/目線が上がる
- ダフリすぎ:砂を取りすぎて距離が出ない
- オーバー:フェースを開かずに打ち込みすぎ
💡 対策:素振りで砂の抵抗を確認し、本番と同じスイングテンポで打つこと
練習方法(練習場&自宅)
練習場で
- 練習用バンカーで砂の取り方を確認
- ボールを置かずに、砂だけを飛ばす練習
- フェース角度と砂の厚さを変えて距離感を作る
自宅で
- 室内ではアプローチマット+砂袋でソールの感覚を養う
- バウンスを滑らせるイメージを反復
まとめ
バンカーショットを制するためには、砂を打つ感覚とフェースの使い方をマスターすることが重要です。
- 基本はボール手前2〜3cmを打つ
- フェースは開き、バウンスを滑らせる
- 状況に応じて砂の厚さとクラブ選びを変える
この3つを意識すれば、バンカーは怖くなくなります。
バンカー練習にはこれ
バンカーショットの精度を上げる練習におすすめのアイテム
- バンカー用ウェッジ(ロフト58〜60度)(バウンス角多めで砂抜けが良い)
- 練習用バンカーマット(自宅で砂の抵抗を再現)
- ショートゲーム練習ネット(アプローチ&バンカー対応)
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