はじめに
フェアウェイバンカーはグリーンまで距離が残っていることが多く、打ち方を間違えるとトップやダフリ、最悪の場合はバンカーから出せない…という事態にもなります。
ガードバンカーとは違い、距離を出すことが求められるショットですが、砂質やライの状態、残り距離によって戦略を変える必要があります。
この記事では、フェアウェイバンカーでの正しい打ち方、クラブ選び、状況別の攻め方を詳しく解説します。
フェアウェイバンカーとガードバンカーの違い
- 目的
フェアウェイバンカー:距離を稼ぎつつ脱出
ガードバンカー:ピンに寄せる精度重視 - ライの状況
フェアウェイバンカーは平らとは限らず、足場の安定感が低い - クラブ選択
ガードバンカーではSWが主流だが、フェアウェイバンカーは残り距離に応じて選択
打ち方の基本
1. アドレス
- 足を砂に軽く埋め、安定感を確保(深く埋めすぎるとバランスを崩す)
- スタンスはやや広め
- ボール位置は中央よりやや右寄り(ダフリ防止)
- 体重は6:4で左足にやや多め
2. スイング
- ダウンブローではなくレベルブロー〜ややアッパー気味
- ボールの先ではなくボールそのものを直接打つ意識
- フォローは大きく取り、振り抜きを止めない
3. 力加減
- 砂にクラブが入りすぎないよう、通常よりコンパクトスイング
- ミート率重視で、8割の力感がベスト
クラブ選びのコツ
1. 残り150ヤード以上
- 5〜7番アイアン、またはユーティリティ
- 芝よりも砂の抵抗が大きいので、得意番手の1〜2番手大きいクラブを選ぶ
2. 残り100〜150ヤード
- 7〜9番アイアン
- 打ちやすく、距離も出やすい中ロフトクラブが安定
3. 残り100ヤード以内
- PW・AW
- 高さとスピンを重視し、確実にグリーンに乗せる
💡 注意:フェアウェイバンカーからフェアウェイウッドを使うのはリスクが高い。砂が少なく、ボールが完全に浮いている場合以外は避けるべき。
状況別攻略法
浅い砂・ボールが浮いている
- 通常のアイアンショットに近い打ち方でOK
- 軽くティーアップされたような感覚でスイング
深い砂・ボールが沈んでいる
- ロフト多め(9IやPW)で確実に脱出を優先
- フォローで砂を長く取らないようコンパクトに
傾斜ライ
- つま先下がり:短めに握り、フェースを少し閉じて構える
- つま先上がり:グリップを短く持ち、オープンスタンスで対応
ミスを減らすポイント
- トップ防止:頭を早く上げない
- ダフリ防止:ボール位置を右寄りにセット
- 方向性改善:コンパクトスイングで芯に当てる意識
練習方法(自宅・練習場)
- ティーアップで疑似フェアウェイバンカー練習
ティーを低くして打つと、ボールだけをクリーンに打つ感覚が身につく - マット前にタオルを置くドリル
タオルをダフらずに打つ練習で、クリーンヒットを習得 - 半スイング反復
ミート率を高め、距離感を安定させる
まとめ
フェアウェイバンカーは、芝の上と同じ感覚で打つとミスが増えます。
- 足場を安定させる
- ボール位置をやや右寄りに
- ミート率重視のコンパクトスイング
- 番手は1〜2つ大きめを選択
この4つを徹底すれば、バンカーからでもスコアを崩さずにプレーできます。
関連リンク
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