はじめに
スコア90切りを達成した次の目標は、やはり80台(80〜89)でラウンドすること。しかし、ここからは単純な技術向上だけでは足りず、戦略眼とメンタルコントロールが大きな差を生みます。
80台を安定して出すためには、1打の価値を理解し、ミスを最小限に抑えるためのコースマネジメントが必要です。さらに、プレッシャーに強い心の持ち方がスコアの安定に直結します。
コース戦略|大叩きを防ぐ攻め方と守り方
1. OB・ペナルティを徹底的に避ける
80台を出すには「+2打以上の大叩きを減らす」ことが重要。ドライバーでリスクの高いホールは、フェアウェイウッドやユーティリティで刻む判断も必要です。
- 狭いホール → 4WやUTで確実にフェアウェイ
- 池・バンカーが効いている → レイアップを選択
- 風が強い → 無理なドローやフェードを狙わない
2. パーオン狙いよりも寄せワン狙い
距離があるセカンドは無理にグリーンを狙わず、次打で寄せやすい位置に運ぶことを優先。
- 花道に運べば、アプローチの選択肢が増える
- グリーン奥のOBや深いラフを避ける
3. グリーン攻略は「奥NG」
80台を目指すレベルでは、ピン奥のミスが最もスコアを崩す原因。下りの速いラインが残るため、常に「ピン手前」を意識します。
ホール別マネジメント例
- Par3:ティーショットはピンを狙いすぎず、センター狙い。グリーン周辺での寄せやすさを重視
- Par4:ティーショットのクラブ選びを慎重に。セカンドで得意距離(90〜120yd)を残す
- Par5:2オンは狙わず、3打目勝負。レイアップ地点のライと傾斜を確認して打つ
メンタル管理|プレッシャーに強くなる思考法
1. 「悪い1打」を引きずらない
OBやミスショットは誰でも出ます。80台のプレーヤーはミスを最小限で止めるのが上手い人。
- ミス後は深呼吸を1回
- 次のショットでできることだけに集中
- 「取り返そう」と力むのは禁物
2. パー狙いよりもボギー死守
80台を出すためには、パーはもちろんですが、ボギーで十分なホールも多い。無理な攻めでトリプルボギーを出すくらいなら、ボギーでまとめる方が結果的に好スコアに繋がります。
3. 緊張感を味方にする
大事な場面で緊張するのは自然なこと。あえて「これが本番だ」と思い込むことで、集中力を高められます。
- ルーティンを崩さない
- 「結果」ではなく「動作」に意識を置く
- グリップやアドレスの基本を再確認
練習段階でできる80台対策
- 得意距離を作る
- 100yd以内のウェッジショットを重点的に練習
- 特に52度・56度の距離感を徹底的に養う
- 3パット撲滅ドリル
- 1m〜2mのパット成功率80%以上を目指す
- ロングパットは「入れる」ではなく「寄せる」意識
- 曲がらないティーショット
- フェアウェイキープ率50%以上が目標
- フルスイングより8割スイングを多用
ラウンド前日の準備
- コースレイアウトを事前にチェック(Google Earthや公式サイト)
- 使用クラブの想定(ティーショットは何番か、パー3はどの番手か)
- 体調管理(軽いストレッチ、十分な睡眠)
まとめ
80台を出すためには、攻めるべきホールと守るべきホールの見極めが重要です。
- OB・池・バンカーのリスク回避
- 得意距離を残すコースマネジメント
- メンタルは「1打ごとリセット」
この3つを徹底することで、無理なく80台が見えてきます。
関連リンク
80台を安定して出すためには、戦略立案ツールや練習補助器具が役立ちます。
- レーザー距離計(ピン位置までの正確な距離測定)
- スイング解析センサー(ミス傾向の把握)
- 室内パターマット(距離感と方向性の両方を鍛える)
これらは楽天市場・Amazon・ゴルフ5オンラインショップで購入可能。コース戦略と合わせて導入することで、スコア改善が一層スムーズになります。
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