はじめに
グリーン上はゴルフの“最終決戦”ともいえる場所。
しかし、意外と多いのが「同伴者のパター中に何気なく動いてしまい、集中を切らせてしまう」ケースです。
競技ゴルフではもちろん、プライベートでもこれはマナー違反として嫌われる行動。
本記事では、**「パター中 動いていいタイミング」「グリーン マナー」**などを意識し、ルール・マナー両面から“動いていい/ダメ”を整理します。
動いてはいけないタイミング
1. 同伴者がアドレスに入った瞬間〜ストローク終了まで
- 理由:視界の端での動きは集中力を削ぐため。
- 対策:完全に静止して待機。
2. ボールの行方を追っている間
- 理由:打球の方向を見極める集中を邪魔する。
- 対策:パットが完全に止まるまで静止。
3. ライン上・カップ周りでの移動
- 理由:相手の視界・心理に影響。
- 対策:相手の背後か十分離れた位置に立つ。
動いてもいいタイミング
1. 前のプレーヤーのパットが完全に止まった後
- ルール上、ボールが静止すれば次の行動OK。
2. カップイン・OKパット宣言後
- 同伴者が「OK」と言ったら、次の動作に移ってOK。
3. 自分の順番が確定したとき
- 次の打順が来る前に素早く準備する動きはプレーファストの観点で推奨。
グリーン上の立ち位置マナー
- 相手の視界に入らない
- パターラインの延長線上や真後ろは避ける
- 影を落とさない
- 日差しの角度を考慮し、自分の影がボールやカップにかからない位置へ
- 音を立てない
- ポケットの小物やシューズ音に注意
競技ゴルフでの注意点
- 動きによる「不快感を与えた」だけでも同伴者やマーカーの評価を落とす
- 故意の妨害は「2打罰 or 失格」の可能性あり(ゴルフ規則1.2a)
- 無意識な動きも審判判断でマナー違反扱いになることがある
動きを減らすためのコツ
- 打順前にグリーン全体の状況を確認し、必要な移動は事前に済ませる
- パター中は「止まる→打つ→止まる」のリズムを全員で共有
- 予備のボールマーカーや修理道具をあらかじめ手に持つ
まとめ
パター中に動いていいかどうかは、ルールというよりマナーの問題です。
「静止するタイミング」と「準備して動くタイミング」のバランスを取ることで、同伴者の集中を守りつつ、スムーズなラウンド進行が可能になります。
特に競技では、**“目立たないプレーヤー=マナーが良い”**と評価されることが多いため、ぜひ意識してみましょう。
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