バンカーをならす道具の使い方とマナー|正しい手順と競技ゴルフでの注意点【2025年最新版】

はじめに

ゴルフ場でプレーしていると、バンカーでのマナーが意外と疎かになっているシーンをよく目にします。
特にならし忘れや使い方の間違いは、後続プレーヤーに迷惑をかけるだけでなく、競技ゴルフではマナー違反として印象を落とす原因にもなります。
本記事では、バンカーをならす専用レーキ(Rake)の正しい使い方と、ラウンド中に守るべきマナーを詳しく解説します。


バンカーをならす道具「レーキ」とは?

  • 形状:先端に歯(爪)が付いた横長のヘッドを持つ棒状の道具
  • 設置場所:バンカー周辺に置かれており、プレー後の砂面を均すために使用
  • 役割:足跡・クラブ跡・ディボットを消し、次のプレーヤーが公平なライで打てるようにする

正しいレーキの使い方【手順付き】

1. 打った後にボールを拾う前にレーキを手に取る

  • バンカーショット後は、ボールがグリーンやフェアウェイに出たことを確認したら、レーキを持って戻る。

2. 足跡やクラブ跡を後方から消す

  • 自分が歩いた跡やスイング時の砂の乱れを、バンカーの外側に向かって均す

3. 均す方向は一方向

  • 往復すると砂が凸凹になりやすいので、一方向にスッと引くのが基本。

4. バンカーの外側も軽く整える

  • 出入りした部分の足跡も忘れずにならす。

5. レーキの置き方

  • 基本はバンカー外・フェアウェイ側に平行に置く(コースによっては内側指定あり)。
  • 置き方を間違えると、後続のボールが当たり予期せぬ跳ね返りを起こす可能性あり。

バンカーならしのマナー

基本マナー

  1. 速やかに行う — プレーファストを意識し、無駄な時間をかけない
  2. 自分の範囲を完全にならす — 打った位置+歩いた範囲を全て
  3. 他人が残した跡も可能な範囲で直す — 全員でコースを美しく保つ意識
  4. 置き忘れ防止 — レーキは元の位置に必ず戻す

競技ゴルフでの注意点

  • 他人の邪魔にならないよう素早く行動
  • レーキを持ちながら走る際はヘッドを下向きに(安全配慮)
  • ルール違反ではないが、印象が悪くなる「ならし忘れ」は避ける

よくあるNG例

  • レーキを押すようにならす → 砂が固まり、ライが不自然に
  • バンカー外に砂を撒く → コース整備の妨げになる
  • 足跡を踏み固めて出る → ならしの意味がない

プロや上級者が実践するポイント

  • バンカーショットの出口付近にクラブを置かず、出口を広く使えるようにする
  • ショット直後にレーキを持つ位置を事前に決め、無駄な動きを省く
  • 打つ前から入退出ルートを考え、ならす距離を短くする

まとめ

バンカーをならす行為は、単なるマナーではなく次のプレーヤーへの配慮です。
正しい使い方を知っておくことで、スムーズなラウンド進行と好印象につながります。
特に競技ゴルフでは「プレーの質=マナーの質」とも言われますので、ぜひ今日から意識して実践しましょう。

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