はじめに
「飛距離を伸ばしたい」「スイングを安定させたい」—— そんなゴルファーの多くが注目しているのが筋力トレーニング(筋トレ)です。
特にプロゴルファーは、筋トレを飛距離UP・ケガ予防・試合後半の集中力維持のために日常的に取り入れています。
本記事では、ゴルフに必要な筋肉部位と、プロが実際に行っているトレーニングメニューを詳しく解説します。
ゴルフに必要な筋肉とは?
ゴルフは全身運動ですが、特に以下の筋肉が重要です。
- 下半身(大腿四頭筋・ハムストリング・臀筋)
→ スイングの安定感・飛距離の土台 - 体幹(腹直筋・腹斜筋・脊柱起立筋)
→ 捻転力・バランス・再現性 - 上半身(広背筋・三角筋・前腕)
→ ヘッドスピード・正確なインパクト - 握力・手首まわり
→ フェースコントロールとショット精度
プロが取り入れるトレーニング法【部位別】
下半身強化
- スクワット(バーベルor自重)
→ 重心を安定させ、ダウンスイング時の踏み込み力を向上 - ランジウォーク
→ 左右のバランス感覚を高め、斜面ショットでもブレない脚力に
体幹強化
- プランク(フロント&サイド)
→ スイング軸を安定させ、スウェーや突っ込み防止 - ロシアンツイスト
→ 捻転スピードUPと腰の回転力向上
上半身強化
- ラットプルダウン
→ 引きつけ動作の強化でヘッドスピードUP - ショルダープレス
→ アドレス時の姿勢保持とトップの安定感
握力・手首
- リストカール/リバースリストカール
→ フェース面の安定化、ショットの方向性向上 - ハンドグリップ
→ グリップ力向上でラフや雨天時のショットに強くなる
プロが意識する筋トレのポイント
- ゴルフ動作を想定したフォームで行う(単なる筋肥大ではなく機能性重視)
- 柔軟性とセットで取り入れる(筋トレ後は必ずストレッチ)
- 週2〜3回の継続で成果を最大化
- シーズンオフに負荷を上げ、シーズン中は維持トレに切り替える
トレーニングスケジュール例(週3回)
- Day1(下半身+体幹):スクワット/ランジ/プランク
- Day2(上半身+体幹):ラットプル/ショルダープレス/ロシアンツイスト
- Day3(全身+可動域):バーピー/メディシンボールスロー/ヨガストレッチ
自宅でもできる簡単ゴルフトレーニング
- 椅子スクワット(無負荷)
- ゴムバンドプルアパート(肩甲骨まわり)
- チューブ回旋運動(スイング模倣)
- ペットボトルダンベル(手首・前腕)
まとめ
ゴルフの筋トレは、単に筋肉を大きくすることが目的ではなく、スイングを安定させ、飛距離を伸ばし、怪我を防ぐための“機能的な筋力”を養うことが目的です。
プロが実践するトレーニングは、一般ゴルファーにも応用可能です。まずは週2〜3回の短時間メニューから始め、コースでのパフォーマンス向上を実感してみましょう。
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