はじめに
ゴルフの上達には練習場の使い方が非常に重要です。しかし、間違った練習方法やマナー違反は、スコアを伸ばすどころか悪いクセを身につける原因になります。
今回は、ゴルフ練習場でやってはいけない10の行動を、技術面とマナー面の両方から詳しく解説します。これを避けるだけで、効率的な上達と周囲からの信頼を両立できます。
1. 目的を持たずに打ち続ける
NG理由
- ただ球を打つだけではフォーム改善も距離感向上も期待できない
- 悪いスイングがそのまま体に染み付く
改善法
- 練習開始前に「今日はアプローチ中心」や「ドライバーの弾道確認」などテーマを設定
- 球数よりも1球の質を意識
2. フルスイングばかりする
NG理由
- ミスショットの原因が見えにくくなる
- 体に過度な負担がかかりケガの原因にも
改善法
- 練習の半分以上はハーフスイングやスリークォーターでフォーム確認
- 飛距離よりもミート率・方向性を優先
3. 実戦を意識しない打ち方
NG理由
- コースではライや風、心理的プレッシャーがあり、練習場の「平坦で無風」の環境とは別物
- 同じ番手を連続で打ち続けると実戦感覚が養われない
改善法
- 1球ごとに番手や狙う方向を変える「コース想定練習」
- 風のある日にあえて練習して弾道の変化を体感
4. ミスを無視して打ち続ける
NG理由
- フェースの向きや体重移動のエラーが改善されないまま固定化
- 練習量が増えるほど悪癖が強化される
改善法
- ミスしたら原因を分析し、スイングを一旦止めて修正
- 動画撮影でフォームを客観的に確認
5. 体が温まる前にドライバーを振る
NG理由
- 肩や腰への負担が大きく、ケガのリスクが高まる
- 可動域が狭くなり、フォームも崩れる
改善法
- まずは素振りや軽いストレッチ、短いクラブ(PWや9I)からスタート
- 徐々に長いクラブへ移行
6. 狭い打席で大きくクラブを振り回す
NG理由
- 隣の打席の人や備品にクラブが当たる危険性
- 集中力を欠いたスイングになる
改善法
- 周囲との距離を意識し、安全を確認してからスイング
- 打席幅に合ったコンパクトなトップを意識
7. 他人のスイングをじろじろ見る
NG理由
- 周囲の集中を妨げ、マナー違反
- 自分のスイングに集中できなくなる
改善法
- 他人を見るのは参考動画やプロのレッスンに限定
- 練習場では「自分のプレーに集中」
8. 球の置き方や位置がバラバラ
NG理由
- スイング再現性が低下
- アドレスやタイミングが毎回変わる
改善法
- ティーやマット上の位置を一定に保つ
- 足元マーカーやクラブを使ってセット位置を確認
9. 練習後の振り返りをしない
NG理由
- 改善点や課題が曖昧なまま次回へ進む
- 練習効果が半減
改善法
- 練習後に「良かった点・改善点」をメモ
- 次回の練習テーマを決めておく
10. 練習場のルールやマナーを守らない
NG理由
- 他人への迷惑やトラブルの原因
- マナーを守らないと周囲から敬遠される
改善法
- 打席の順番・球の持ち込み禁止など施設ルールを確認
- 挨拶や譲り合いの意識を持つ
まとめ
- 練習場は「数を打つ場所」ではなく「質を高める場所」
- 技術面の悪習慣とマナー違反は、両方とも上達の妨げになる
- 今日からテーマを持ち、振り返りを取り入れることで成長スピードは格段に上がる
関連リンク
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