はじめに
グリーン周りからのアプローチは、スコアメイクの大きなカギを握るショットです。ここでの1打が寄ればパーやボギーでホールアウトできますが、逆に大きく外せばスコアを崩す原因になります。
特に90切りや80台を目指すゴルファーにとっては、アプローチの安定感=スコアの安定です。この記事では、アプローチの成功率を上げるための打ち方、状況別の選択肢、練習方法まで詳しく解説します。
アプローチ成功の3つの基本
1. 正しいアドレス
- スタンスは肩幅より狭め
- ボール位置はスタンス中央〜右寄り
- 体重はやや左足に6:4の割合でかける
💡 ポイント:下半身を安定させて手先だけで打たない
2. スイングの振り幅を一定に
- フルスイングではなく「ハーフショット感覚」で
- バックスイングとフォローを同じ幅に保つ
- 打つ強さではなく振り幅で距離をコントロール
3. フェース面を変えない
- インパクト前後でフェースの向きを変えない
- 手首をこねる動きはミスの原因
- フォローまでフェースを目標方向へキープ
距離別アプローチの打ち方
〜10ヤード(ショートアプローチ)
- クラブ:SW(56度)やAW(52度)
- 方法:手首を使わず、肩の回転でストローク
- ポイント:ランよりもキャリーを優先
10〜30ヤード(ミドルアプローチ)
- クラブ:AWまたはPW
- 方法:低く出して転がすイメージ
- ポイント:キャリーとランの比率を6:4で
30〜50ヤード(ロングアプローチ)
- クラブ:PWまたは9番アイアン
- 方法:コンパクトなスイングで抑えた球
- ポイント:トップ防止のため目線はボールの手前
状況別アプローチ選択術
1. グリーン周りが広い&傾斜なし
→ ランニングアプローチ
- クラブ:8〜9番アイアン
- 転がしてカップに寄せる方が成功率が高い
2. 手前にバンカーやラフがある
→ ピッチショット
- クラブ:SW(56度以上)
- 高く上げてキャリーで止める
3. 下り傾斜のグリーン
→ ロブショット
- クラブ:LW(58〜60度)
- フェースを開き、スピンでブレーキ
ミスを減らすためのチェックポイント
- ダフリ防止:ボールの手前ではなくボールの芯を狙う意識
- トップ防止:頭を早く上げない
- 距離感ミス防止:振り幅とテンポを一定に
自宅&練習場でできるアプローチ練習法
1. ライン出し練習
- マットやタオルを置き、その上にボールを通す練習
- 狙った方向にまっすぐ打つ精度が上がる
2. 振り幅固定ドリル
- 時計の文字盤で9時〜3時、8時〜4時の振り幅を意識
- 振り幅ごとの飛距離を記録しておく
3. ランとキャリーの比率練習
- 10ヤードキャリー・20ヤードランなど、条件を変えて繰り返す
まとめ
アプローチの成功率を上げるには、まず基本のアドレス・振り幅・フェース管理を徹底することです。状況に応じてランニング・ピッチ・ロブを使い分け、ミスを最小限に抑えることで寄せワン率が上がります。
関連リンク
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