こちらでは「上級者でも見逃しがち/やりがちなゴルフルール違反や盲点」を厳選してご紹介します。
競技ゴルフや正式なルールプレーでも通用する“プロ視点”のルール理解を深めましょう⛳
✅ 上級者でも見逃しがちなゴルフルール・マナー集
① グリーン上の無断修復禁止ルール
ミス例: スパイク跡やボールマーク以外も直してしまう
▶ 正解:
グリーン上では**「ボールマーク・古いホール跡」以外の損傷は修復禁止**(ディボット跡などを手で直すと2打罰)
② 間違った球を打った時の罰則(誤球)
ミス例: 他人のボールをうっかり打ってしまう
▶ 正解:
ストロークプレーでは2打罰+元の位置から打ち直し
※そのまま続けた場合、失格になることも!
③ プレー中のアドバイス禁止
ミス例: 「7番アイアンのほうがいいかも」などと助言してしまう
▶ 正解:
ラウンド中に他のプレーヤーへクラブ選び・打ち方などのアドバイスは禁止(2打罰)
※キャディや同伴競技者も対象
④ ルースインペディメントと障害物の違い
ミス例: 石ころや小枝をどかしてよいと思って、ペナルティ対象に
▶ 正解:
・「ルースインペディメント」は基本的に罰なしで除去可能
・ただしボールが動いた場合、1打罰 or リプレース要件あり
・人工物(道、橋など)は「動かせない障害物」として別処理になる
⑤ ドロップの位置や方法
ミス例:「おおよそこの辺」と適当にドロップ
▶ 正解:
・膝の高さから
・ニアレストポイントから1クラブ以内など、定義がかなり厳格
・ミスるとペナルティだけでなく、誤所プレー=失格になることも
⑥ ティーイングエリアの“外”から打ってしまう
ミス例: ティーの位置が前すぎて、エリア外からのショットに
▶ 正解:
・ティーイングエリアは2クラブ以内の長方形エリア内限定
・外から打つとストロークプレーでは2打罰+打ち直し!
⑦ パッティング中のラインに触れる/踏む
ミス例: グリーン上の自分のラインを無意識に触ってしまう
▶ 正解:
・**ラインに触れる行為(手・指・クラブなど)**は禁止
・近年ルール緩和されたとはいえ、意図的な整地などは罰の対象
⑧ クラブの損傷と交換ルール
ミス例: 自分の怒りでクラブを壊して交換したらNG
▶ 正解:
・自分の責任で壊した場合は交換不可
・プレー中に偶然破損した場合のみ交換可能
⑨ 測定機器(距離計)の制限
ミス例: 勾配計付きレーザー距離計を普通に使ってしまう
▶ 正解:
・高低差表示機能付きは使用不可の競技も多い
・GPSでも風速表示などがあると違反扱いになるケースも!
⑩ バンカー内でクラブを砂に触れたら…
ミス例: アドレス時にクラブが砂に触れてしまう
▶ 正解:
・2023年時点ではアドレス時に砂に触れるのはNG(2打罰)
・ルール改正がたびたびあるので、常に最新の規則を確認するのが◎
✅ 上級者向けチェックポイントまとめ
分類 | 見逃しやすいルール例 | ペナルティ例 |
---|---|---|
グリーン上 | 不適切な修復/ラインへの接触 | 2打罰 or 警告 |
誤球 | 他人の球を打った | 2打罰+元の位置から再打 |
アドバイス | 他人への助言(クラブ選びなど) | 2打罰 |
ドロップ | 方法・位置が不正確 | 1打罰〜失格 |
ティー位置 | エリア外からのティーショット | 2打罰+打ち直し |
🎯補足:競技志向の方や中上級者へ
- 競技に出るなら**「ゴルフ規則(JGA発行)」最新版**のチェックは必須
- マークの仕方・救済ルール・クラブ選択の管理は、スコアや失格に直結します
- プロのルール違反も意外と多く、テレビ中継でも話題になるほど!
ゴルフのプロ選手でも間違えてしまう「ルール違反」──実はテレビ中継でもたびたび見られます。
ここでは、過去に話題になった“プロのルールミス”事例とそのルール解説を紹介します。
解説付きで、あなたも“ルールマスター”になれますよ⛳️📺
🏌️♂️ 有名プロが実際にやってしまった!ルール違反エピソード集
① ダスティン・ジョンソン(全米オープン・2016年)
- 事例: グリーン上でボールが動いたのに「触ってない」と思って申告せず
- 結果: 1打罰が追加され、ゴルフ界全体に議論が波及
- ポイント:
ボールが自然に動いたように見えても、アドレス後に動いた=罰になる場合がある
→ ルールが翌年以降に緩和されるきっかけに
② レクシー・トンプソン(ANAインスピレーション・2017年)
- 事例: マークしたボールを少し違う位置に戻してパット
- 結果: 翌日テレビ視聴者からの通報で「2打罰+スコア誤記で計4打罰」
- ポイント:
・ボールのマーク位置は完全一致がルール
・この件がきっかけで「視聴者通報制度」は後に廃止されました
③ タイガー・ウッズ(マスターズ・2013年)
- 事例: 2打目を池に落とし、再打時に「少し後ろに下がって」打ち直した
- 結果: 本来の“ニアレストポイント”よりズレていたため、2打罰
- ポイント:
「同じ場所から再打」でも厳密な位置でなければならない(ドロップルールは厳格)
④ 石川遼(国内男子ツアー・2018年)
- 事例: バンカー内でクラブを砂に触れた
- 結果: 2打罰
- ポイント:
・バンカー内でのクラブの接触は禁止
・2023年現在でも「アドレス前後で触れるのはNG」です
⑤ フィル・ミケルソン(全米オープン・2018年)
- 事例: 転がるボールをパッティング中に「わざと」打ち返した
- 結果: 明確なルール違反として2打罰(本来は失格対象にもなり得た)
- ポイント:
故意に動いているボールを打つとルール14.5違反
→ 「感情的行動」としても話題に
✅ よくあるプロのルールミス・盲点ランキング
ランキング | 内容 | 罰則 |
---|---|---|
1位 | グリーン上の誤マーク | 2打罰+誤記で最大4打罰も |
2位 | 誤球(他人のボールを打つ) | 2打罰+元の位置から再打 |
3位 | 誤ったドロップ位置 | 2打罰 or 誤所プレーで失格も |
4位 | クラブ砂接触(バンカー) | 2打罰 |
5位 | 自分の責任でクラブを壊して交換 | 交換できず失格の可能性 |
🎯 ルールミスが起きる理由は?
- ルール改正が頻繁にある(2019年、2023年も大きく改訂)
- 疲労や緊張による判断ミス
- 状況が複雑すぎて迷う場面も多い
- テレビ放映中でも実況が混乱することもあるほど!
📚 補足:ルールを学ぶには?
- JGA公式サイトの「ルール早見表」や動画教材が役立ちます
- 実際のプロミスから学ぶのも◎:「ゴルフルール違反集」YouTube系も人気!
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